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川崎市中原区にある等々力緑地が、2023年4月から川崎とどろきパーク株式会社に管理、運営が移管されたことによる急激な変容に驚いています。6月のオープンハウス型明会で、緑地内に18箇所もの飲食、物販等の施設(店舗数は20以上と説明)ー「自由提案施設」が建設されることがわかりました。さらに緑地内に新たに2か所の立体駐車場(790台収容)が建設され、緑地全体で1050台駐車場になります。これらの施設建設によって、緑地内の貴重な樹木が多数伐採され、3箇所ある子どもの遊び場施設も撤去されることが明らかになりました。
住民らが8月に、施設の建設によって伐採が予想される樹木を一本一本調査しました。その結果伐採が予想される樹木は約800本に及びます。
これでは等々力緑地の、緑地としての機能を失わせるだけでなく、広域避難場所としての役割や、地球温暖化対策にも逆行するものとなります。樹木を含む緑の空間は、市民に憩いと安らぎを与え、健康維持にも欠かせません。樹木伐採を伴わない緑地の整備を求めます。
等々力緑地を守る会は次の3点で署名運動を行っています。
1・飲食、物販等の自由提案施設の建設は必要最低限にとどめ、樹木の伐採は行わないでください。
2・新たに計画されている2箇所の立体駐車場は建設しないでください。
3・催し物広場は市民の交流と憩いの場として、また、防災対策の広場として、今の場所を保全してください。
2024年・秋
